害虫の予防 植物もいい土と肥料で健康に育っていれば、人間同様抵抗力もあって、病害虫にも強いのですが、どんどん花を咲かせてくたびれてくるとやはり病気にかかりやすくなるし、虫の被害にもあいやすくなります。農薬に頼るばかりでなく、まず健康に育てることが大事ですが、いくつか最初から予防できるものがありますから簡単に紹介しておきましょう。
オルトラン粒剤
浸透移行性の薬で土の上にばらまいておくだけで、約1ヶ月害虫から守ってくれます。
アブラムシ、毛虫他広範囲の害虫に効果があります。
花壇などでは水に溶いて使うタイプのオルトラン水和剤が良いでしょう。
カルホス粉剤
植え付ける前に土に混ぜ込んでおくと、長期間、ネキリムシやヨトウムシ等の土壌害虫が住めなくなります。混ぜ込んだ直後に苗を植えても大丈夫です。
病気について
特に病気にかかりやすいバラやセントポーリア等を除けば、植え付け直後から農薬を散布する必要はありません。ただし、毎日植物をよく観察し、病気の兆候があれば素早く消毒してやらなければなりません。
エアゾールタイプに殺虫剤と殺菌剤が混合されている物もありますが、病気の場合植物全体にしっかり薬剤が散布されないと効果が出ないため、あまり効かないと思った方がいいでしょう。
また、当然病気の種類によって使う殺菌剤も選ばなければなりません。被害にあった植物の葉などを園芸専門店に持っていって相談するのが一番早道だと思います。
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